メールを使いこなす:初心者のためのメール利用講座

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メールの到着を確認する

パソコンでメールをチェックする

 メールソフトでは、メールが到着したかどうかチェックをしますが、できれば毎日チェックをしたいものです。なるべく早く、到着の確認をしたいときは、電話回線で接続している場合は、頻繁につないでみるしかありません。これに対して、常時接続されている場合は、メールソフトは定期的にメールサーバをチェックさせる機能がついていますので、早い確認が可能です。多くは、何分に1回チェックするかを分数で設定できます。そして、到着した場合は、音声などで知らせてくれます。


携帯電話かPHSでチェックする

 これ以外に、外出先などでもメールが到着したかどうかを、いつでもいいから一刻も早く知りたいなら、携帯電話かPHSを使えばすぐにわかります。携帯電話かPHSでインターネットのEメールを受信できるサービスに加入します。多くは”ユーザID@電話会社のドメイン名”などとなっているものです。そして、自分の確認したい職場や学校などのアドレスに来たメールを、携帯電話かPHSのメールアドレスに転送するのです。メールの転送については仕事とプライベートの両方でメールを使いこなすを参照してください。


相手が読んだのかどうか知りたい

 よく、相手が読んだかどうか知りたいという質問を受けますが、基本的には確認のしようがありません(会社や学校などのLAN内に特別なメールシステムが導入されている場合は別です)。それがまたメールのいいところでもあります。ところが、それでは困るというので、最近のメールソフトは開封確認要求というのができるようになっています。配達証明などとも呼ばれます。相手のメールソフトへ要求するのですが、相手もこの機能に対応していないといけません。

  確認要求の付いたメールを出すには、送信時にそういうボタンを押したりチェックしたりするだけです。受け取った側は、それが要求されていることがわかります。この場合、ボタンをを押す程度で自動的に受け取ったことを知らせるメールが送られます。英文などで「受けとった」とか「画面に表示した」と書いてあります。ソフトによってはさらに、「これは読んだとかわかったということを伝えるものではない」と書いてあったりします。

 つまり、相手が「開いたかどうか」ということと「読んでくれた」というのではまったく別だということです。とりあえず、開いてくれたかどうか知りたいという気持ちもわかりますし、使いようなのでしょうが、使い方が難しい面があります。プライバシーの侵害と考える人もいますのでよく考えてください。


ウイルス、セキュリティホールに注意する

  届いたメールについては、知らない人から来たものであっても、添付ファイルを開かないかぎり、ウイルスに感染することはありません。何せ、到着したものは単なる文字だけのテキストファイルですから(メールは文字しか送れない?参照)。ただし、メールソフトのセキュリティホール(セキュリティ面の「穴」)を突いて感染するものがありますので、それを防ぐには、ソフトのアップデートとワクチンソフトが不可欠です。

  それでもどんどんと新種のものが発生しますから、やはり気を突けるべきは添付ファイルです。とくに注意したいのは、ファイル名の最後に.exe、.doc、.xlsとなっているものですが、これ以外の場合もあるので結局は見た目だけではわかりません。とにかく、知らない人からのものなら絶対に開かないようにしましょう。さらに名前をかたって来る場合もあるので、相手に問い合わせることも必要でしょう。

  また、デマウイルスというものがあります。これはチェーンメールとか不幸の手紙といったものと一緒です。もっともらしいデマがメールで送られてきて、そのデマをみんなに教えてあげましょうというものです。知人や友人から来ると信用してしまうのですが、とくにEメールで開いただけで感染する新種のウイルスが出たらしいというのはデマなので注意しましょう。

  ウイルスとは別に、セキュリティホールによって、送られてきたメール内でリンクされているサイトから勝手に悪質なサイトに接続されて被害がでる場合もあります。メールの中のリンク(とくに知らないところからのメール)は安易にクリックしないようにすることが大事です。

 最新情報は、 以下のサイトなどでチェックするといいでしょう。

シマンテック社セキュリティレスポンス
情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンター

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