メールを使いこなす:初心者のためのメール利用講座

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メールは文字しか送れない?

 Eメールではたいてい文字ばかりを送っているのに、添付ファイルにすると、なぜ画像、音声やビデオなどのファイルが送れるんだろうと不思議に思うひともいるかもしれません。実際のところ、Eメールで送ることができるのは文字だけです。文字だけのファイルのことをテキストファイルといいますが、それしか送れません。

  デジカメの画像ファイルやワープロで作成した文書ファイルなど一般的なパソコンのファイルは、なかに文字があるとはいえ、ふつうテキストファイルではなくバイナリファイルという形式になっています。バイナリファイルとは、文字以外にも改行(CR)やエスケープ(ESC)、タブ(TAB)などの制御コードと呼ばれるものなどを含んだファイルで、特定のソフトのために使われるファイルのことです。これは添付ファイルとしてそのままでは送れないので、テキストファイルに変換して送るようになっています。

  ファイルを一定の方法で変換することをエンコード(encode)といいます。ファイルの圧縮や暗号化もエンコードの一種です。エンコードして送り、受け取る側はそれをデコード(decode)、すなわち元のファイルに再変換します。

  この変換して送るしくみで、現在、基本になっているのはMIME(まいむ、Multipurpose Internet Mail Extensions、多目的インターネットメール拡張仕様)というものです。これは文字しか送れないメールのしくみのなかで、何とか画像や音声などの添付ファイルを文字に変換しようとして、その仕様について決めたものです。もともとインターネットでは英数字しか使えなかったのに日本語(ISO-2022-JPといいます)を使えるようにしたのもこのおかげです。

ファイル→ エンコード→ 9YVzOdrdAT3yP8/5/Td0vTzjzm2swOMPyOPx/T6UaF
30PT9N8RW6JIVmuLOZ1yzk7wPoPy49K0B4n2yMs13
5z4OHUbc+nc4/HpgnjOa8/iJXhSrYU+oGfTufr+FT7l6k8
+p54pLTY9COivY..........
→デコード →ファイル

こんな感じのテキストファイル(文字や数字など)になってます

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